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西芳寺では、寺院本来の静謐な環境を保つため、事前申込制を採用しております。
参拝申込方法改定のご案内(2023年11月参拝分より)参拝申込方法改定のご案内(2023年11月参拝分より)
西芳寺は昭和3年(1928年)より、庭園の一般公開を始めました。
庭園一面を覆う120余種の苔の美しさから「苔寺」の愛称で親しまれ、戦後には大佛次郎の小説『帰郷』の舞台となり、更には昭和30年(1955年)頃より巻き起こった庭園ブームを契機として、世界各国から多くの方々がいらっしゃるようになりました。
一方で、参拝される方々が増えるにつれ、徐々に「観光公害*1」が生じたことから、昭和45年(1970年)頃より各行政当局や近隣住民の皆様と種々対策を講じて参りました。しかし、抜本的な解決には至らず、当院としても、観光ブームに乗じて闇雲に参拝者を増やすのではなく、寺院本来の宗教的雰囲気を保ち、皆様に心静かにお参りいただきたいという願いがあり、昭和52年(1977年)より事前申込(往復はがき)による少数参拝制を実施することと致しました。*2
参拝者の皆様には庭園の拝観に先立ち、本堂での参拝にも参加いただいております。
*1 観光客増加に伴う、ゴミや自動車の排気ガスの増加、騒音や交通事故の発生等の問題
*2 2021年6月より、直前の申込に限り、オンライン上での事前申込受付を開始
2022年9月より、往復はがき及びオンラインでの申込期間を以下のとおりといたします。
往復はがき 申込 |
オンライン 申込 〜手ぶらで西芳寺〜 |
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受付期間 | 2か月前〜2週間前(消印) | 2週間前〜前日 |
申込人数上限 | 1組5人まで | 1組2人まで |
参拝冥加料・料金 | 1人 3,000円以上 | 1人 4,000円*3 *4 |
お問い合わせ先 | 西芳寺 | 一般社団法人西芳会 (西芳寺の後援団体) |
*3 西芳寺参拝冥加料、オリジナル筆ペン代及び諸費
*4 「冬の参拝」期間は、西芳寺参拝冥加料、オリジナルグッズ代及び諸費
往復はがきによる事前申込について
往復はがきによる事前申込について | 参拝希望日の2ヶ月前より受け付けます。2週間前消印有効(厳守 速達の場合も含む)でお申し込みください。但し、申込多数の場合や、法要のため参拝申込を受け付けられない場合は、ご希望に添えないこともございます。いずれの場合も、往復はがきが当院到着次第、お返事を差し上げております。
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申込方法 |
往復はがきに参拝希望日(複数日可)、総人数、代表者の住所・氏名・電話番号を明記してください。尚、時間を指定した参拝はご遠慮いただいております。
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(往復はがき) 送付先 |
〒615-8286 京都府京都市西京区松尾神ヶ谷町56 西芳寺参拝係 宛 ![]() ![]() |
オンラインによる事前申込について
オンライン申込~手ぶらで西芳寺~について |
境内の自然環境を守るとともに、当院にお参りに来られた方が、静寂かつ雄大・幽邃な境内で、ご自身と向き合い、生きるうえで大切なことに気づいてもらいたいとの思いから、当院は1977年より、往復はがきによる事前申込制を採用し、少数参拝を貫いてまいりました。 また、これから参拝を計画される方が気軽に、かつ安心してお申し込みができるよう、当面の間お取消しや変更に際して費用はいただきません。 ※受付期間は参拝希望日の2週間前から前日までです。それより先の日程は往復はがきでのみ承っております。 |
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往復はがきでの申し込みを続ける理由
往復はがきでの申し込みを続ける理由 |
何をするにもネットが主流の今、参拝のために「往復はがき」で予約するというのは不便だと思われるかもしれません。 この数十年で、あらゆることが素早く簡単にできるようになりました。その分、時間が生まれるはずなのに、不思議と時間ができません。むしろ、先へ先へと追い立てられて毎日が窮屈に感じませんか。 西芳寺では、便利さや効率の良さから少し距離を置いて、たまには手間をかける時間があってもいいのではないかと考えています。そんな機会にしていただけたらという思いで、今でも葉書での申し込みを主として続けています。ですから、手間がかかる・面倒だなぁと思わず、「今時珍しいね」「何か面白そうだ」と前向きに捉えていただけたら幸いです。
※「不便益」について |
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